2016年1月31日日曜日

2016/01/29引け後の分析と来週の展望

日銀のマイナス金利報道で一気に踏み上がりましたね。今週はCallの大口買いが目立っていましたが、「彼ら」は日銀の動きを知っていたんですかね?
おそらくは上の方が指摘されているような背景では。相当の自信がなければ残り数日のSPY OTM Callに何億円も突っ込むことはできません。

全体観
$NYAD
$NYHL
SPY:RSP

$NYADは引き続きPositive Divergence。
$NYHLは久しぶりのプラ転。このままプラス圏を維持できるか?
SPY:RSP比率は下落。売られていた銘柄に資金が戻ってきていることがわかります。

PPO/RSIで見るトレンドと売られすぎ・買われすぎ分析

SPY(大型株ETF)
IWM(小型株ETF)
JNK(ジャンク債ETF)
PPO月足
売り
売り
売り
RSI月足
52↑
43↑
35
PPO週足
売り
売り
売り
RSI週足
44↑
37↑
32↑
PPO日足
買い
買い
買い
RSI日足
49↑
45↑
48↑
PPO二時間足
買い
買い
買い
RSI二時間足
63↑
62↑
61↑
PPO一時間足
買い
買い
買い
RSI一時間足
68↑
68↑
64↑
日足以下、全て買いサイン。しばらくは上昇トレンドが強まるでしょう。買われすぎまではまだ余裕があります。

CVI/STVO/VTOで見るトレンドと売られすぎ・買われすぎ分析
$SPXのCVI
$SPXのSTVO 
$SPXのVTO

CVIは一気に+2σに接近。買われすぎですがモーメンタムが強すぎるので下げにくい状況。
STVOは+維持。短期的なモーメンタムは上。買われすぎまではまだ余裕あり。
VTOの引き続き中期的な買いサイン。

オプション建玉と大口取引
SPY OI (20160205)
SPY Dollar Weighted Volume
SPYオプション大口

来週のOpen InterestはCallに強く偏っており、皆さん一斉に強気になったことがわかります。Callが98000枚立っている195の攻防となるはず。

Dollar Weighted Volume(DWV)は、終盤大口のCall売りが目立ちました。利確売りと思われます。

まとめ

トレンド、モーメンタム共に強気ですが、金曜の大幅上げの二日酔いが週の前半残るはず。また、次週オプションはCallに偏りすぎているので、Call売り方による防衛売りもでてくるはず。SPY 195を週の前半に超えない限りは、195が抵抗線となるでしょう。

おまけ

Put売りもCall買いも相場を持ち上げる性質があります。そして大口取引履歴をみると、15:40:40に185.00Cが5000枚買われています。29日締めのオプションなので、残りは4日。4日間で190万ドルを燃やすかもしれない勝負。もちろんプロの手口ですから賞賛はあるのでしょう。
この5000枚買われた185.00Cは、この時$3.5。金曜の終値は$8.68。もしこのトレーダーが金曜終値で決済したのなら、5000*100*(8.68-3.5)=259万ドルの利益を得たことになります。

もう一つ。
こちらは27日に190.00Cを$0.82で3万枚買った事案。金曜終値は$3.90。こちらの利益は30000*100*(3.9-0.82)=924万ドル!!

裏山...

2016年1月29日金曜日

2016/01/28引け後の分析

今日はレンジ相場でした。すなわち均衡。この均衡がどちらに崩れるのか?

全体観

$NYAD 
$NYHL
SPY:RSP
$NYADは引き続きPositive Divergence。
$NYHLは微下げ。
SPY:RSP比率は上昇。ただし、SPY:RSPのPPOからはこの比率の下げ傾向がはっきりしてきました。

PPO/RSIで見るトレンドと売られすぎ・買われすぎ分析

SPY(大型株ETF)
IWM(小型株ETF)
JNK(ジャンク債ETF)
PPO月足
売り
売り
売り
RSI月足
49
41
35↑
PPO週足
売り
売り
売り
RSI週足
38↓
32
29↑
PPO日足
買い
買い
買い
RSI日足
41↑
35
45↑
PPO二時間足
売り
売り
買い
RSI二時間足
50↑
46↑
56↑
PPO一時間足
売り
売り
買い
RSI一時間足
50↑
46↑
57↑
SPYとIWMの日足にも買いサインがでました。

CVI/STVO/VTOで見るトレンドと売られすぎ・買われすぎ分析

CVI
STVO
VTO
CVIはゼロ近辺。超短期のモーメンタムはゼロ。
STVOは弱いながらも+維持。短期的なモーメンタムは上。
VTOのモーメンタムを示すもう一方の指標TVMにも買いサイン。中期的な買いサイン。

オプション建玉と大口取引

SPY Open Interest
SPY Dollar Weighted Volume
SPY Options大口
Open Interestからは引き続き190の攻防が読み取れます。

Dollar Weighted Volume(DWV)前半はPut買いが優勢でしたが後半はCall

場が閉まってからも明日精算のCallが買われています。

まとめ

VTOに買いサインがでているので、ちょっと長いレンジでのOTM Call買いもいいかな、と考えております。

2016年1月28日木曜日

2016/01/27引け後の分析

今日はFOMCでしたが、自分はちょっと強気バイアスが強すぎた一日でした。

→大外し

全体観

$NYAD
$NYHL
SPY:RSP
$NYADは下げてますが、指数に比べると下げ幅は小さいです。Positive Divergence。
$NYHLは微上げ。Positive Divergence。
SPY:RSP比率は下落。NFLXのような銘柄からエネルギー・原材料銘柄への資金移動と解釈できます。

PPO/RSIで見るトレンドと売られすぎ・買われすぎ分析

SPY(大型株ETF)
IWM(小型株ETF)
JNK(ジャンク債ETF)
PPO月足
売り
売り
売り
RSI月足
49↓
41↓
34↓
PPO週足
売り
売り
売り
RSI週足
38↓
32↓
28
PPO日足
売り
売り
買い
RSI日足
39↓
35↑
42↓
PPO二時間足
買い
買い
買い
RSI二時間足
46↓
45↓
52↓
PPO一時間足
売り
売り
売り
RSI一時間足
44
44↓
53↓
ジャンク債ETFの日足PPOで買いサインがでてます。リスクオンの兆し。

CVI/STVO/VTOで見るトレンドと売られすぎ・買われすぎ分析

CVI 
STVO
VTO
CVIは再び+1σの壁で押し返され反落。長短期のモーメンタムはほぼゼロ。
STVOは今日の下げにも関わらずプラ転。
VTOのモーメンタムを示す指標の片方(ITBM)が買いサイン。残りのITVMにも買いサインがでれば中期的に上げる確率が高まります。

オプション建玉と大口取引

Open Interest

SPYとDollar Weighted Volume

SPY Option大口取引

Open Interestからは引き続き190の攻防が読み取れます。

Dollar Weighted Volume(DWV)からは、FOMC後のSell Offにも関わらず大口のCall買いが積み上がっていることが読み取れます。

大口手口は15:11:35の0129 190.00Cの3万枚買いが気になります。総額246万ドル。残り2日で2億5000万円を融かす覚悟があるのでしょうか。それとも上がる確信を持っているのでしょうか。気になります。

まとめ

チャートからも、大口オプションの手口からも、より強気で臨みたいです。


2016年1月27日水曜日

2016/01/26引け後の分析

昨日引け後の分析での予想どおり、今日は上げました。この勢いが続くといいのですが。

全体観
$NYAD
$NYHL
SPY:RSP

$NYADは反発。このままモーメンタムがつくか。
$NYHLは変わらず。
SPY:RSP比率は下落。相場が上げてる時にこの比率が下がるのは安心できます。(より広範囲の銘柄で指数を上げてるから)

PPO/RSIで見るトレンドと売られすぎ・買われすぎ分析

SPY(大型株ETF)IWM(小型株ETF)JNK(ジャンク債ETF)
PPO月足売り売り売り
RSI月足50↑42↑35↑
PPO週足売り売り売り
RSI週足40↑34↑28↓
PPO日足売り売り売り
RSI日足42↑34↑43↑
PPO二時間足買い買い買い
RSI二時間足54↑5356↑
PPO一時間足買い買い買い
RSI一時間足5758↑61↑
一時間足・二時間足のRSIが50超えてきて勢いがついてきました。

CVI/STVO/VTOで見るトレンドと売られすぎ・買われすぎ分析
CVI(超短期)
STVO(短期)
VTO(中期)

CVIは再び+1σの壁へ。二回目は一回目より越える確率があがります。
STVOはプラ転目前。プラ転すれば短期的モーメンタムが強まります。
VTOの買いサインはおあずけ。

オプション建玉と大口取引

SPY Option Interests

SPY and Dollar Weighted Volume

SPY大口オプション

Open Interestは190の攻防がみえてきました。

Dollar Weighted Volume(DWV)をみると、Callの売りが目立ちます。大口は今日の上げで利確してしまったのかもしれません。

大口手口は15:41:13の190C売り・190P買いが気になります。

まとめ

チャートはようやく晴れ間が見えてきた、という感じでしょうか。ただ、大口オプションはそれほど強気になってないのが気になります。


2016年1月26日火曜日

2016/01/25引け後の分析

Wordpressから引っ越してきました。

今週の見通しでも書いたとおり、長短期指標のCVIは買われすぎ領域まで行っていたので、今日の反落は想定内です。

全体観

$NYAD
$NYHL
SPY:RSP
$NYADは反落。8月9月の底値が上値抵抗線になってしまったかも。
$NYHLは変わらず。売られていたエネルギー関連銘柄は金曜に大きく反発しましたが、その上げ分を消化している状況です。
SPY:RSP比率は上昇。相場が下げてる時にこの比率が上がるのはあんまり気持ち良いものではないです。(比重の大きな銘柄で指数を維持しているだけだから)

PPO/RSIで見るトレンドと売られすぎ・買われすぎ分析

SPY(大型株ETF)IWM(小型株ETF)JNK(ジャンク債ETF)
PPO月足売り売り売り
RSI月足484133
PPO週足売り売り売り
RSI週足383233
PPO日足売り売り売り
RSI日足373137
PPO二時間足買い買い買い
RSI二時間足464448
PPO一時間足売り売り売り
RSI一時間足454449
一時間足・二時間足のRSIはやや弱めですが、どかっと売られてるような勢いもないです。

CVI/STVO/VTOで見るトレンドと売られすぎ・買われすぎ分析

CVI (長短期指標)
STVO(短期指標)
VTO(中期指標)
CVIは買われすぎ状態を解消しています。
STVOは今日の下げにも関わらず上昇。
VTOはようやく底打ち。早ければ明日にも買いサインがでます。

オプション建玉と大口取引

Option建玉分布(01/29まで)

SPY価格とDollar Weighted Volume

大口取引(1)

大口取引(2)
Open Interest(建玉)分布に大きな変化はありませんでした。190を超えればCall売り方の買い戻しが入り、SPYは踏み上げるはずです。逆に186を割り込めばPut売り方の買い戻しが入り、SPYは急落するはずです。

Dollar Weighted Volume(DWV)をみると、15時半あたりから大口取引が目立ってきます。

  • 優勢なのはPut売り
  • 次はCall買い
  • 次がPut買い
  • 最後がCall売り
Put売りもCall買いも相場を持ち上げる性質があります。そして大口取引履歴をみると、15:40:40に185.00Cが5000枚買われています。29日締めのオプションなので、残りは4日。4日間で190万ドルを燃やすかもしれない勝負。もちろんプロの手口ですから賞賛はあるのでしょう。

まとめ

チャートも相場の雰囲気も下げる雰囲気満々ですし、このエントリを書いてる今もGlobexではS&P500先物が売られてます。中国も下げたし。でも185.00Cに190万ぶち込んだトレーダーの存在を考えると今が買いどきではないかと考えます。