2016年7月6日水曜日

2016/07/05 引け後の分析と今後の展望

今後の見通し

今日は予想通り下げましたが、単なる利確売りなのか、それとも利確売り以上の「何か」が待っているのか。SPY=208が分水嶺になりそうですが、先週後半に観測されたOTM Putを馬鹿大人買いしたトレーダー達の存在は気になります。

今日の振り返り
SPY 5m

今日のSPYはGap Downで始まり、VWAPが上値抵抗線となってました。最後の1時間でVWAPは抜けましたが全体的に利確売りに押された展開でした。長期金利低下で金融機関の収益に不安が出ているのも下げの一要因です。(と、誰かTwitterで言ってましたよ奥さん)
SPY 5m



5分足チャートにRaff Regressionチャネルを引いたものです。先週の上げは強烈でしたが、そのチャネルからは逸脱しています。となると下値は0.382/0.5/0.682あたりが目安となりますが、0.682は戻り過程で開けた窓と一致するので「魅惑的」ではあります。まあ希望通りに相場は動かないわけですが...

全体観
$NYAD
$NYHL
SPY:RSP

$NYADは反落。
NYSE値上がり銘柄数=809  値下がり銘柄数=2228。
$NYHLも反落。52週高値をつけた銘柄がピークを迎えたということは目先の利確に押されてるということ。
SPY:RSP比率は反発。S&P500は比重の高い銘柄で「支えられてる」疑いあり。

PPO/RSIで見るトレンドと売られすぎ・買われすぎ分析

SPY(大型株ETF)
IWM(小型株ETF)
JNK(ジャンク債ETF)
PPO月足
売り
売り
買い
RSI月足
62↓
53↓
55↓
PPO週足
買い
買い
買い
RSI週足
57↓
54↓
64↓
PPO日足
買い
売り
買い
RSI日足
53↓
50↓
57↓
PPO二時間足
買い
買い
買い
RSI二時間足
56↓
51↓
57↓
PPO一時間足
売り
売り
売り
RSI一時間足
55↓
50↓
54↓
地味ですが大きなニュースはJNKの月足で「買い」シグナルが出たこと。月足なので半年とかそれ以上のレンジで考える必要がありますが、安心して買える状態になったということはこの分野に長期資金が流れ込んでくる、ということであります。超低金利政策の長期化が、やや信用の低い企業でも低金利での資金調達を可能にしたわけです。これは株価にも反映されていくことでしょう。低金利で借りて自社株買い戻せばいいだけのことなんですから。バブルの芽が膨らんできました。

CVI/STVO/VTOで見るトレンドと売られすぎ・買われすぎ分析
$SPX CVI
$SPX STVO
$SPX VTO

CVIは続落。超短期のモーメンタムはニュートラルへ。
STVOは続伸。短期的には買われすぎサイン。
VTOも続伸。

目先は押しが続きそうです。チャートで見る限りは...→そこでオプションを見るわけですよ。

オプション建玉と大口取引
SPY OI 07/08

SPY OI 07/15

SPY DWV 07/08

SPY DWV 07/15

SPYの07/08 OIをみると208のPutが「土手」になっていることがわかります。オプション切れまで残り3日。明日以降208を割りこんで回復しないと、Put売り方がデルタヘッジで現物を売ってくる可能性が高まります。

おまけ S&P500の注目銘柄

ロング...ATVI, DHR, PM
ショート...COP

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