2016年6月6日月曜日

2016/06/03 引け後の分析と今後の見通し

今後の見通し

6月第三週のトリプルウィッチに向けての定番パターンを踏襲する動きを予想します。第二週木曜〜金曜に安値をつけて、第三週金曜にむけて盛り返す、というパターンです。ただし相場の地合いは強いので下げは限定的かと。23日週に開けた窓208, 205.50まで下げるかもしれませんがその前に買いがはいるのでは。

今日の振り返り
SPY 5m

SPYはGap Downで始まりましたが209あたりで反発。踏み上げるものの、前日比-0.30%で引けました。

全体観
$NYAD
$NYHL
SPY:RSP

$NYADと$NYHLは続伸。$NYAD累積値は最高値更新中で、S&P500指数も程なく追いつくと思われます。ただし$NYHLは+2σに近づきつつあり、全般的に買われすぎであることを示唆しています。
NYSE値上がり銘柄数=1651 値下がり銘柄数=1374
SPY:RSP比率は反発。

PPO/RSIで見るトレンドと売られすぎ・買われすぎ分析

SPY(大型株ETF)
IWM(小型株ETF)
JNK(ジャンク債ETF)
PPO月足
売り
売り
売り
RSI月足
63
55↓
53
PPO週足
買い
買い
買い
RSI週足
61
59↓
63
PPO日足
買い
買い
買い
RSI日足
61↓
64↓
66↑
PPO二時間足
売り
売り
売り
RSI二時間足
57↓
64↓
66↑
PPO一時間足
売り
売り
買い
RSI一時間足
54↓
58↓
59↑
JNK以外はスピード調整です。JNKが買われてるということは株にも買い圧力がやってくるということでもあります。

CVI/STVO/VTOで見るトレンドと売られすぎ・買われすぎ分析
$SPX CVI
$SPX STVO
$SPX VTO

  • CVIはゼロ近辺まで下落し、超短期的なモーメンタムは中立へ。
  • STVOは続落。短期的なガス抜きの兆候継続。
  • VTOは続伸して中期的な買いサイン継続。
→STVOとVTOが対立したサインを出しています。売り買い交錯で速度調整が続くのでは。

オプション建玉と大口取引
SPY OI 06/10
SPY OI 06/17
SPY DWV 06/10
SPY DWV 06/17
SPY Option Big Trades 06/10
SPY Option Big Trades 06/17

さて6月も第二週に突入します。第三週金曜はいわゆるトリプルウィッチが待っておりますが、S&P500先物の切り替えは第二週の水曜〜木曜に集中するようです。この切替前後は経験上ボラティリティが上昇することがわかっています。そして第三週にはオプション精算が待っていますが、その前日木曜の引け後にSPYの配当落ちが発生します。大雑把なパターンは

  • 第二週の木曜〜金曜に安値をつけて
  • 第三週の金曜に向けて上昇
  • ただし第三週金曜にSPYは配当落ち(約$1)

というところでしょうか。

DWVチャートをみると、06/10分のPutが金曜高値圏で結構買われています。「買われすぎ」「先物切り替えに伴うボラ上昇」といういつものパターンに賭けている大口がいる、ということです。


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