2016年6月27日月曜日

2016/06/24 引け後の分析と今後の展望

今後の見通し

ここまで下げるとしばらくはボラティリティ高めの不安定な展開となりそうです。S&P500は200日移動平均を試すことになりましょう。現時点ではSPY=200(偶然にも200日移動平均)あたりを下値反発の目安として行動します。

今日の振り返り
SPY 5m

SPYは大幅なGap Down。時間外ではもっと下げてましたが朝方から買い戻しの動きはありました。それも続かず、ほぼ安値引け。
SPY Daily w/ Raff Regression

上記チャートは日足にRaff Regressionを描いたものです。5月安値(201.73)はサポートとしては弱く、200日移動平均やRaff Regression下限の200.00あたりが買い目安となりそうです。それでも直近高値から5.5%弱の下げでしかなく、調整としては一時的と読んでいます。

全体観
$NYAD
$NYHL
SPY:RSP

$NYADおよび$NYHLは反落。
NYSE値上がり銘柄数=480  値下がり銘柄数=2607
SPY:RSP比率は反発。

Cumulative NYADがずるずると下げるようなら調整は長引くかもしれません。現時点ではまだその兆候は見られません。

PPO/RSIで見るトレンドと売られすぎ・買われすぎ分析

SPY(大型株ETF)
IWM(小型株ETF)
JNK(ジャンク債ETF)
PPO月足
売り
売り
売り
RSI月足
58↓
52↓
53↓
PPO週足
買い
買い
買い
RSI週足
51↓
53↓
61↓
PPO日足
売り
売り
売り
RSI日足
38↓
43↓
50↓
PPO二時間足
売り
売り
売り
RSI二時間足
31↓
36↓
42↓
PPO一時間足
売り
売り
売り
RSI一時間足
26
33↓
37↓
最も売られてるのは大型で、小型株やジャンク債は今のところ傷は軽いです。ジャンク債ETFが踏みとどまれば株の下げもそこまでと判断します。

CVI/STVO/VTOで見るトレンドと売られすぎ・買われすぎ分析
$SPX CVI
$SPX STVO
$SPX VTO

  • CVIは大幅反落で-2σ。目先反発の目安ではあります。
  • STVOは小幅反落。
  • VTOは横ばい。
これらの指標を見る限り、下げは限定的と思われます。

オプション建玉と大口取引
SPY OI 0630

SPY OI 0701

SPY DWV 0630

SPY DWV 0701

次週は6月30日と7月1日の2日連続でオプション締めがあります。30日が四半期オプション。1日が週次オプションです。四半期オプションなんて誰が取引するんだよ、と思った人は上記チャートをよく見てください。(宣伝: Android版iOS版を無料ダウンロードするのです) 実は四半期オプションのほうが建玉がでかいです。

30日はPut側に、1日はCall側に偏っていますが、次週の趨勢を決めるのは建玉の大きい30日オプションと思われます。既にPutの半分はIn the Moneyになっていますので、水曜時点でMax Painの210を回復しなければPut売り方がデルタヘッジで現物の空売りを始める可能性が高くなります。

おまけ S&P500の注目銘柄


HSY
MJN
DUK
AEP
SO
ES

あたりですかね。全面下げというわけでもないんです。

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