2016年2月12日金曜日

チャートパターンやダウ理論の使いみち

なんか今日はダウ理論における売りサインがでたとか英語圏Tweetでは話題になっております。ヘッド・アンド・ショルダーを形成した所、あるいはカップアンドハンドルをひっくり返した状況のチャートが多い中、このタイミングにおける新たな売りサインはより一層の弱気感を醸し出します。
$INDU Daily
今日出た売りサインは「前回の終値ベース安値(15666.44 8月25日)をこれまた終値ベースで割ったら弱気相場であることが再確認される」というものらしいです。チャートパターンでいう「Lower Low」ですし、上のチャートに当てはめると、ヘッド・アンド・ショルダーの右肩ラインを割り込む、という意味にも捉えることができます。実際、上記チャートはとても弱く見えます。

で?

ここから売りに入る人はいわゆる「トレンドフォロー」「ブレークアウト(ブレークダウン)」を狙っているのだと思いますが、実はリスク高いトレードになるんですよね。上のチャートで言うとエントリが15750-15500あたりで、利確目標やストップはATRから算出した300-400くらい幅をもたせると思うのですが、そういう似たようなポジションが一斉に置かれたら、アルゴはそれらのストップを刈りにやってくるわけですよ。そこまで上げたら買い戻す、と宣言しているトレーダーが何千、何万といたら、それはもうカモです。

教科書的なチャートパターンや理論があったら、そのストップを刈りにいくアルゴに便乗するポジションをとる、というのが今風の戦略だと思う次第です。上記チャートなら15450あたりまで下げた所でPut Spread売る、みたいな。

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