以下、2016/01/29引け後の分析と来週の展望より引用:
トレンド、モーメンタム共に強気ですが、金曜の大幅上げの二日酔いが週の前半残るはず。また、次週オプションはCallに偏りすぎているので、Call売り方による防衛売りもでてくるはず。SPY 195を週の前半に超えない限りは、195が抵抗線となるでしょう。月曜に195すら到達せず、後はずるずると上値を切り下げ、金曜にドカンと売られました。順序は前後しますが、同じ記事から引用:
来週のOpen InterestはCallに強く偏っており、皆さん一斉に強気になったことがわかります。Callが98000枚立っている195の攻防となるはず。一つ、鉄則を忘れていました。ブレークアウト狙いのCall買いはあまりうまくいかないんですよね。Call単騎買いは底打ち反転狙いのほうが成功確率は高い。日銀のマイナス金利砲で上げた後にCallに偏っていたオプションは危険信号と読むべきでした。
以下、2/5引け後の分析。
全体観
$NYAD
$NYHL
SPY:RSP
$NYHLも反落。NYAD同様、S&P500に対してPositive Divergence。
SPY:RSP比率は大幅下落。この日もエネルギー、ユーティリティ、原材料は買われ、割高だったNetflixやSalesforceが大きく値を下げました。買われる銘柄が循環しているのも、S&P500がこれ以上下げにくいと予測する根拠となっています。
PPO/RSIで見るトレンドと売られすぎ・買われすぎ分析
SPY(大型株ETF)
|
IWM(小型株ETF)
|
JNK(ジャンク債ETF)
| |
---|---|---|---|
PPO月足
|
売り
|
売り
|
売り
|
RSI月足
|
49↓
|
40↓
|
33↓
|
PPO週足
|
売り
|
売り
|
売り
|
RSI週足
|
39↓
|
32↓
|
27↓
|
PPO日足
|
買い
|
買い
|
買い
|
RSI日足
|
41↓
|
35↓
|
37↓
|
PPO二時間足
|
売り
|
売り
|
売り
|
RSI二時間足
|
41↓
|
37↓
|
34↓
|
PPO一時間足
|
売り
|
売り
|
売り
|
RSI一時間足
|
39↓
|
34↓
|
31↓
|
オプション建玉と大口取引
オプションの大口取引からは、チャート分析とは別の筋書きが見えてきます。まずは建玉(Open Interest)
SPY OI (2016/02/12)
先週とは一転して、Putに偏った建玉となっています。冒頭に書いた「ブレークアウト狙いのCall買いはうまくいかない」の逆で、「ブレークダウン狙いのPut買いはうまくいかない」可能性が高いです。
続いてDollar Weighted Volume。DWVは「Option出来高の時系列総和(Cumulative)」です。$1のCallを1枚買えば、$100となります。(オプションの取引単位は100)
SPY DWV 2016/02/12 |
SPY DWV 02/19 |
金曜のSPYは大きく下げましたが、02/12オプションに対してはCallが大きく買われていたことがわかります。
引け直前の191.00C 1万枚に注目。Askで取引されたので新規買い(Buy to Open0の可能性が高いです。
ただ、月次オプション精算の2月19日までには190を回復すると思われます。
という予想も変わっていません。
まとめ
今以上に下げる局面は限られていると予想します。短期的にはSPYで185あたりもあるかもしれませんが、売られたらすかさず買われるだろうという予想です。
0 件のコメント:
コメントを投稿