今週の見通し
引き続き強気ですが、Implied Volatility低下とともに上げ幅も縮小していくと読んでおります。S&P500は買われすぎかつ目先の峠を示す兆候がぼちぼちでてきておりますが、ここでどかんとショートしてもあっという間に踏まれるだけでしょう。雇用統計発表後のように5日移動平均が強力なサポートになると思われます。一方で上値も限定的と思われます。週の半ばにSPYが208を超えたあたりで利確売りが目立ってくるのではないでしょうか。金曜の週次オプション清算値が208を越える確率は低いと読んでいます。
金曜の振り返り
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SPY 5m |
全体観

$NYAD

$NYHL

SPY:RSP



$NYADは小幅反落。この日の上げ銘柄数=1449 下げ銘柄数=1569。S&P500は比重の大きな銘柄で引っ張られた形跡があります。経験則からいくと、翌週は下げて始まります...
$NYHLは続伸。地合いは強いです。
SPY:RSP比率は反落。前述のとおり、比重の大きな銘柄でS&P500を引き上げた結果ですね。
PPO/RSIで見るトレンドと売られすぎ・買われすぎ分析
SPY(大型株ETF)
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IWM(小型株ETF)
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JNK(ジャンク債ETF)
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PPO月足
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売り
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売り
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売り
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RSI月足
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61↑
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51
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45
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PPO週足
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買い
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買い
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買い
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RSI週足
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59↑
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53
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53
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PPO日足
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買い
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買い
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売り
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RSI日足
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71↑
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66↑
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62↑
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PPO二時間足
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買い
|
買い
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買い
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RSI二時間足
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65↓
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65
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57↑
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PPO一時間足
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買い
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売り
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買い
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RSI一時間足
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66↑
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65↑
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60↑
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SPYの日足RSIは買われ過ぎが意識される70を超えてますので、ショートで入ってくる人たちも増えるのでは。ただし前述のとおり、ある程度売られたらすかさず買いが入る展開となりましょう。5日移動平均まで下がればラッキーと思ってます。
STVOは続伸して+1σ超え。短期のモーメンタムは強い上向き。買われすぎまでは余裕あり。
VTOは小幅続落。VTOのモーメンタムを示すITBMは上向き。ITVMは下向き。
→下地は強いままですが、VTOは中期的な天井を示唆しています。冒頭に書いたように、上げ幅は徐々に縮小していく、ということですね。
この一週間、オプション市場は閑散としていました。欧州勢がイースター休暇を取っていたのが原因と思われます。そのオプション市場も来週からは活発化することでしょう。
どれくらい閑散としていたか?
この一週間、$1Mを越えるオプション取引は一件もありませんでした。最大で3月30日にあった0408207.50Cの売りで、$765,000。
このような背景があるので、来週のSPY動向を今週のオプション取引から占うのは厳しい物があります。でも一応みておくと...
建玉(OI)には208.00Cと209.00Cの壁があります。一方で、下の方ではPutが厚く買われてます。サポートは204、レジスタンスは208となります。
DWVチャートをみると、金曜の終盤にコールが買われています。(多くはBull Call Spreadです)「ブレークアウト狙いのコール買いはろくなことがない」という経験則からいくと、これらのポジションは来週中盤でタイムプレミアムが残っているうちに利確売りないしは損切りしてくると思われます。とはいっても、薄い建玉ですからねぇ。
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