今週の見通し
強気相場が続くと思われます。買われすぎなのは誰もが意識しているでしょうけど、200日移動平均越え等、トレンドフォロワーが資金を入れるシグナルが続出しており、売れば踏まれる、押せば買われる、という展開になるのでは。先週の振り返り
週の前半はまだ上げる余地がありますが、週の半ば以降は先物限月後退のドサクサに紛れた利確売りに押されるのではないでしょうか。先月からの上げ分の0.382戻し=S&P500現物で1925あたりまで押しても驚きません。
などと書きましたが弱気すぎましたね。結果的には木曜のドラギ騒動での押しが絶好の買い目でした。しかもS&P500で25ポイントしか下げなかったという事実。押せば買い、です。
金曜日の振り返り
SPY 5m |
全体観
$NYAD
$NYHL
SPY:RSP
$NYHLは大幅続伸。+1σまでもう少し。
SPY:RSP比率は下落。全面高に近い中、資金は相変わらず比重の軽い(昨年大きく売られていた)銘柄に流れているようです。よいこと。
PPO/RSIで見るトレンドと売られすぎ・買われすぎ分析
SPY(大型株ETF)
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IWM(小型株ETF)
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JNK(ジャンク債ETF)
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PPO月足
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売り
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売り
|
売り
|
RSI月足
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58↑
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48↑
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45↑
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PPO週足
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買い
|
買い
|
買い
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RSI週足
|
55↑
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49↑
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54↑
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PPO日足
|
買い
|
買い
|
買い
|
RSI日足
|
66↑
|
63↑
|
72
|
PPO二時間足
|
買い
|
売り
|
買い
|
RSI二時間足
|
65↑
|
61↑
|
73
|
PPO一時間足
|
買い
|
買い
|
買い
|
RSI一時間足
|
66↑
|
63↑
|
71
|
ジャンク債ETFが買われすぎ状態ですが、それだけリスクオン志向ともいえます。
STVOは+1σ割れ水準で小幅反発。
VTOは高い水準で微落。VTOのモーメンタムを示すITBMやITVMは高い水準で張り付いたまま。
→これだけ買われすぎだとショートしたい衝動に駆られますが、あっさりと強気派の餌食になることでしょう。
オプション建玉と大口取引
金曜時点のOIを再掲します。
SPY OI 03/11 as of 03/10 |
SPY DWV 03/11 |
201や201のコールを売っていた人たちがデルタヘッジで買い戻したというのも、金曜の爆上げの一要因です。DWV(Dollar Weighted Volume)をみても、Call利確売り(青線)とCall買い戻し(オレンジ)が圧倒的です。Putはなにもすることなく紙屑へ。
さて今週のオプションは...
SPY OI 03/18 |
SPY DWV 03/18 |
おまけ
強気な理由はもう一つあります。それは米国の投資適格級社債のCDSスプレッドが急激に縮小しているからです。データはここからとれます。週足にするとこんな感じ。
急落してますね。これはクレジット市場における不安が急激に解消している、ということです。リスクオンですよ。
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