2016/03/15引け後の分析と今後の見通し

今後の見通し

昨日から変わってません。FOMC後に余程下げなければ上に抜けると予想してます。

本日の振り返り

SPY 5m

Gap Down→じわじわ上げて→昨日の終値に届かず。出来高は昨日よりちょっと多い程度。薄商い。上昇する5日移動平均の上で終始しているので強気でいけます。

全体観

$NYAD

$NYHL

SPY:RSP

$NYADは続落。本日の値上がり銘柄数=784 値下がり銘柄数=2257 →Negative Divergence
$NYHLも続落。+1σ手前で足踏み。

SPY:RSP比率は上昇。今日の相場は比重の大きな銘柄で釣り上げられている可能性大。

PPO/RSIで見るトレンドと売られすぎ・買われすぎ分析

	SPY(大型株ETF)	IWM(小型株ETF)	JNK(ジャンク債ETF)
PPO月足	売り	売り	売り
RSI月足	58	47↓	44↓
PPO週足	買い	買い	買い
RSI週足	54	46↓	51↓
PPO日足	買い	買い	買い
RSI日足	64↓	56↓	65↓
PPO二時間足	売り	売り	売り
RSI二時間足	59↓	46↓	54↓
PPO一時間足	売り	売り	売り
RSI一時間足	57↓	42↓	48↓

超短期（2時間・1時間足）では売られてますが、買われすぎ状態からのガス抜きの可能性があります。

CVI/STVO/VTOで見るトレンドと売られすぎ・買われすぎ分析

$SPX CVI

$SPX STVO

$SPX VTO

CVIは続落。超短期のモーメンタムはゼロ。
STVOは+1σ割れ水準で小幅反発。短期のモーメンタムは「やや上」。
VTOは高い水準で小幅反落。VTOのモーメンタムを示すITBMやITVMはやや弱まるが高い水準のまま。
→昨日同様、短期的に揉み合ったあと、上に抜ける展開を予想。

オプション建玉と大口取引

SPY OI 03/18

SPY DWV 03/18

SPY DWV 03/24

SPY  Big Option Trades

今日注目したいのは12:22:55から12:34:38にかけて発生したPutのトレードです。0318 205.00Pが1614枚。202.00Pが1076枚。いずれもAbove Ask/AskなのでDWVでは大きくPut買いに振れてますが、おそらく変則的なRatio Put Spreadでしょう。両Leg共にAsk/Above Askで取引されているのはこの時間帯にPutの需要が高かったためと思われます。

そういうタイミングでRatio Put Spreadを開くのならおそらく205側がショート、202側がロングでしょう。これは今週金曜にSPYが202以上なら利益が発生し、204あたりで利益最高。205を超えれば利益は一定。202未満なら損失が発生し、下げれば下げるほど損失は増えるというポジションです。すなわち金曜日は今より3ポイント程度SPYが上昇して終わる、という賭けと推定します。（木曜引け後に配当落ちが発生するので3ポイント上げは実質2ポイント上げで終わるわけです）

この場合、金曜日にSPYが202を下回る事態になったら、このトレーダーはデルタヘッジのためにSPYを売ってくることになります。ただ、実質は1614-1076=538枚なので売り規模は限定的と思われます。