2016年3月22日火曜日

2016/03/21 引け後の分析と今後の見通し

今後の見通し

買われすぎで買い手が消極的になる中、売方の打診売りがでてくるかもしれませんが、5日移動平均かそのちょっと下あたりで買い方が介入するという展開が続くと予想します。

本日の振り返り
SPY 5m

SPYは売られればすかさず買われるけど、上値を積極的に追う動きもありませんでした。終値は前日比+0.14%。極めて狭い値幅で終始しました。下からは5日移動平均が迫ってきています。

全体観
$NYAD

$NYHL

SPY:RSP

$NYADは前日比変わらず。本日の値上がり銘柄数=1516 値下がり銘柄数=1498
$NYHLは反落。元気よく52週高値を更新してきた銘柄達が休憩モードに入ったか。
SPY:RSP比率は反発。PPOを見るとSPY:RSP比の下落も一段落しそうです。

PPO/RSIで見るトレンドと売られすぎ・買われすぎ分析

SPY(大型株ETF)
IWM(小型株ETF)
JNK(ジャンク債ETF)
PPO月足
売り
売り
売り
RSI月足
59
49↓
47
PPO週足
買い
買い
買い
RSI週足
57
50↓
55↓
PPO日足
買い
買い
買い
RSI日足
70↑
63↓
70↓
PPO二時間足
買い
買い
売り
RSI二時間足
68
63↓
61↓
PPO一時間足
売り
売り
売り
RSI一時間足
66↓
60↓
58↓

ジャンク債ETFは高いRSI水準ですが、超短期(2時間・1時間)では明確なNegative Divergenceが観測されており、PPOも弱めです。昨日も書きましたがジャンク債ETFが売られれば株も引っ張られる可能性が高いとみています。

CVI/STVO/VTOで見るトレンドと売られすぎ・買われすぎ分析
$SPX CVI

$SPX STVO

$SPX VTO

CVIは反落して+1σ割れ。長短期のモーメンタムは弱い上向き。

STVOも+1σ超え水準で反落。STVOのモーメンタムを示すSTO-B/STO-Vは徐々に弱まってます。

VTOは高い水準で反落。VTOのモーメンタムを示すITBMやITVMは一段高。

昨日よりは押しが入りやすい感じになりましたが、とても浅いものになりそうです。


オプション建玉と大口取引
SPY 03/24 OI

SPY 03/24 DWV & Bull/Bear Ratio

SPY 205/206のCall壁はまだ生きています。なお、Option M8アプリにBull/Bear Ratioチャートを追加しました。これはCBOEなどが公開しているPut/Call Ratioとは異なり

Bull/Bear Ratio = Bullish / (Bullish+Bearish)

Bullish=(Call Above AskのDWV+Put Below BidのDWV)
Bearish=(Put Above AskのDWV+Call Below BidのDWV)

という指標です。要は強気に張られた金額と弱気に張られた金額の比ですね。この指標をサポートしたのは相場の転換点を見つけるのが目的です。

  • 買われすぎの中でさらにBull/Bear Ratioが1に近くなる
  • 売られ過ぎの中でさらにBull/Bear Ratioが0に近くなる
これらは相場転換の前兆と言えます。(理由はそのうち別記事で書きます)


Bul Bear Ratioを見るまでもなく、今日は終始弱気な展開でした。買われすぎの中での弱気台頭ですので、若干の押しは入るかもしれませんが、相場反転のきっかけにはならないと思われます。

(チャートはiPhone 6Plusのエミュレータ画面で撮りました。そうです。もうすぐiOS版が公開されます。今はAppleによる審査待ち)

0 件のコメント:

コメントを投稿