2016年5月31日火曜日

2016/05/27 引け後の分析と今後の見通し

今後の見通し

SPYは中期的な買いサインがでましたが、一方で目先の買われすぎ警戒もあり、上にも下にも行きにくい展開が続くと予想します。

今日の振り返り
SPY 5m

SPYは連休前で閑散とした中、Fedの利上げ示唆でちょっと下げた程度で、最後は真綿で首をしめるように上げて終わりました。高値引け。ただし出来高はクリスマス休暇並。

全体観
$NYAD
$NYHL
SPY:RSP

$NYADと$NYHLは続伸。$NYAD累積値は最高値更新中で、S&P500指数も程なく追いつくと思われます。
NYSE値上がり銘柄数=2070 値下がり銘柄数=1003
SPY:RSP比率は反落。

PPO/RSIで見るトレンドと売られすぎ・買われすぎ分析

SPY(大型株ETF)
IWM(小型株ETF)
JNK(ジャンク債ETF)
PPO月足
売り
売り
売り
RSI月足
63↑
54↑
53
PPO週足
買い
買い
買い
RSI週足
61↑
57↑
63↑
PPO日足
買い
買い
買い
RSI日足
62↑
62↑
65↑
PPO二時間足
買い
買い
売り
RSI二時間足
71
73
65↑
PPO一時間足
買い
買い
売り
RSI一時間足
73
72
64↑
JNKは速度調整が入りましたが、SPYとIWMはさらに買われて目先の買われすぎ状態がさらに進行しています。株はクレジットを追うのが常ですから、金曜にJNKが見せたような値動きが火曜以降にSPYやJNKに現れるはずです。

CVI/STVO/VTOで見るトレンドと売られすぎ・買われすぎ分析
$SPX CVI
$SPX STVO
$SPX VTO

  • CVIは反発して+1σ越え。超短期的な買われすぎ。
  • STVOは+1σ越えからの続伸。短期的には買われすぎ。
  • VTOも続伸して中期的な買いサイン。
→中期的指標であるVTOで買いサインが出たことから、期間の長い資金が流入してくることが期待されます。ただししばらくは短期的な買われすぎを警戒して動きは鈍いと思われます。

オプション建玉と大口取引
SPY OI 06/03

SPY OI 0610

SPYは06/03 210Callの壁をちょっと超えたところにいますが、このままコール売り方がデルタヘッジのためにSPYを買い戻すかというと、そう簡単ではなかろうと予想します。月曜が休日のため実質4日の営業日。当然、コールのタイムプレミアムも急速に劣化していきますから、コール買い方は利が乗ってるうちに確定売りしたいはずです。

下には209Putの壁もあるので、金曜は209.50あたりに着地すると現時点では予想しています。

なお6月は先物の限月切り替えもあります。先物主導でボラがあがる月ですが、ボラティリティのピークは6月分が最も売られる第二週の水曜〜木曜と思われます。また第三週にはSPYの配当落ちがあります。第三木曜の引け後にSPYは約$1値段が下がりますから、コールにせよプットにせよ、その分考えて張る必要があります。

0 件のコメント:

コメントを投稿